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静脈内鎮静法で治療中に目が覚めることはある?仕組みと安全管理を解説
「眠りながら治療できると聞いていたのに、途中で目が覚めてしまったらどうしよう」「静脈内鎮静法は本当に眠ったまま治療を終えられるの?」——そんな不安を感じている方はとても多くいらっしゃいます。
静脈内鎮静法は、歯科治療が怖い方や嘔吐反射が強い方にとって大きな助けになる方法ですが、仕組みをきちんと知っておくことで、より安心して治療に臨んでいただけます。
この記事では、東京都港区南麻布のゴールド麻布デンタルクリニック院長・川淵 元貴が、静脈内鎮静法の「意識」と「安全管理」についてわかりやすくご説明します。
- ✔静脈内鎮静法の治療中に目が覚める主な原因
- ✔鎮静の深さはどのように管理・調整されるのか
- ✔目が覚めても安心できる理由とクリニック選びのポイント
「治療中に目が覚めたら怖い」という不安はよくあること
多くの方が同じ疑問を持っています
静脈内鎮静法に興味を持ちながらも、「治療中に目が覚めてしまうのでは?」という不安から踏み出せない方は少なくありません。歯科治療そのものへの恐怖に加えて、鎮静が十分にかからなかったらどうしよう、という二重の不安を抱えている方もいらっしゃいます。
まず大切なことをお伝えします。静脈内鎮静法は「全身麻酔」とは異なります。完全に意識をなくす処置ではなく、眠っているような穏やかな状態をつくる方法です。そのため、声をかけられたときにぼんやりと反応することがありますが、これは想定内の状態であり、異常ではありません。
よくある誤解を解消しましょう
静脈内鎮静法についてよく聞かれる誤解のひとつが、「眠りながらの治療=全身麻酔と同じで、完全に意識がなくなるはず」というものです。しかし実際には、静脈内鎮静法の鎮静中は夜就寝しているときと同じような状態で、ご自身で普段と同じように呼吸ができ、呼びかけに対しても反応することができます。
この仕組みを正しく理解しておくと、「目が覚めた」と感じる場面があっても必要以上に驚いたり、混乱したりしにくくなります。治療後に「眠っていた気がするけど、なんとなく覚えている気もする」というのは、実は静脈内鎮静法が本来の働きをしている証でもあるのです。
静脈内鎮静法の仕組みと「目が覚める」が起こる理由

静脈内鎮静法とはどのような方法か
静脈内鎮静法は「点滴で行う麻酔」です。腕もしくは手の甲などの血管に安定剤を点滴し、眠っているような状態で歯科治療を進めていきます。胃・大腸の内視鏡検査などでもよく使われている方法です。
局所麻酔と違って、痛みだけではなく、不安や恐怖、緊張感も和らげてくれる効果があります。当院では、麻酔の効果が出て睡眠状態になったことを確認してから歯ぐきに局所麻酔を行いますので、痛みの感覚は局所麻酔でしっかりブロックしながら、精神的な負担も同時に和らげることができます。
どうしても歯科治療が怖い方、嘔吐反射が激しい方、ストレスを感じずに治療を受けたい方に、特におすすめの方法です。
治療中に目が覚める主な原因
静脈内鎮静法は、全身麻酔のように意識を完全に消失させる処置ではありません。自分自身で普段と同じように呼吸ができ、呼びかけに対しても反応できる状態を保ちながら行います。強い刺激や声かけに対してぼんやりと反応することがありますが、これは安全管理の観点からもあえて保たれている状態です。「目が覚めた」と感じても、異常ではありません。
鎮静薬の効き方には個人差があります。体格・年齢・その日の体調・服用しているお薬などによって、同じ量でも鎮静の深さが変わることがあります。また、治療が長時間にわたる場合には、効果が変動するタイミングが生じることもあります。こうした変化に対応しながら、投与量をこまめに調整していきます。
静脈内鎮静法には、治療中の出来事を記憶として定着させにくくする働き(健忘効果)があります。目が覚めた感覚があっても、その時の記憶が薄い、あるいはまったく残らないことが多いのが特徴です。実際、稀に静脈内鎮静法をしていても嘔吐反射が出てしまうことがありますが、術後にはオエッとなったこと自体を憶えていない方がほとんどです(効果には個人差があります)。
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鎮静の深さはどう管理されるのか
生体情報モニタとシリンジポンプで安全を守る
静脈内鎮静法を行う際は、治療中の全身状態をリアルタイムで確認しながら進めます。当院では患者様のバイタルを生体情報モニタで見ながら鎮静剤を投与し、呼吸状態や脈拍、血圧などをモニタリングしながら治療を進めていきます。
この生体情報モニタは、小さな変化も見逃さないため、歯科医師・歯科衛生士に続く「第3の目」として患者様を見守る高機能モニタです。
さらに、眠りながら治療する際にはシリンジポンプという医療機器を使用します。薬剤の使用量を誤差なく管理することができるため、深すぎず・浅すぎない鎮静状態を安定して維持しやすくなります。
歯科医師の経験も安心につながる
治療中に体動(体が動く反応)や表情の変化、モニタの数値の変化があった場合は、投与量の調整を行います。「目が覚めてきたかな」と感じられる変化を見逃さないよう、細かく状態を確認しながら進めるのが静脈内鎮静法の管理の基本です。
当院の院長は東大和病院にて医科領域の全身管理を学んだ経験を持ち、都心部の歯科医院で静脈内鎮静法による歯科治療に長年従事してきました。1日に3〜5名の患者様を静脈内鎮静法で診察しており、年間ではおよそ900名(延べ人数)の方がこの方法で治療を受けている計算になります。
「治療中に目が覚める」ことへの2つの見方
✅ 安全面でのメリット
- ○自発呼吸が保たれている証拠でもある
- ○呼びかけへの反応が確認できる
- ○全身麻酔と違い入院の必要がない
- ○投薬をやめればリラックス状態はすぐおさまる
⚠ 患者様が感じやすい不安
- △「眠れていない」という不安感が生じやすい
- △断片的な記憶が残ることがある
- △体質によって効き方に差がある
- △事前の説明が不十分だと混乱しやすい
静脈内鎮静法は薬剤を使用する処置のため、事前の問診・健康チェックがとても大切です。服用中のお薬・アレルギー・既往歴・妊娠の有無などを必ず正確にお伝えください。また、当日は自動車・自転車等の運転を行うことができません。効果の現れ方には個人差があります。ご不明な点は、事前のカウンセリングで何でもお尋ねください。
治療中に目が覚めたとき、どうすればいい?

焦らず、担当医に伝えることが大切
もし治療中にぼんやりと意識が戻ってきたように感じた場合、無理に動こうとせず、そのまま落ち着いていることが大切です。歯科医師は生体情報モニタで状態を常に確認していますので、不快感や違和感があるときは声や手のサインで知らせることができます。
事前に「何か気になることがあったら教えてください」と確認しておくと、当日の安心感が大きく変わります。治療前のカウンセリングで、どのようなサインを出せばよいかを決めておくのもひとつの方法です。
事前カウンセリングで不安を解消する
静脈内鎮静法を受けるにあたって最も重要なのは、事前のカウンセリングで疑問を解消しておくことです。「目が覚めたらどうなるの?」「怖い記憶は残るの?」「途中で気分が悪くなったら?」といった疑問を、遠慮なくご質問ください。
当院では初診時に、お口全体の状態を把握するための検査と、治療方針についてのカウンセリングを行います。「今のお口の状態はどうなっているのか」「どのような治療の選択肢があるのか」をしっかりご説明し、ご理解いただくことを大切にしています。カウンセリングでしっかりお話を聞くことも、治療と同じくらい重要であると考えています。
治療後の過ごし方もあらかじめ確認を
投薬をやめればリラックス状態はすぐにおさまり、施術後に少しお休みいただくだけで効果は薄れますので、施術当日にお帰りいただけます。ただし、ふらつきや眠気が残ることもあるため(個人差があります)、当日の予定には余裕を持たせることをおすすめします。ご帰宅は公共交通機関のご利用、またはご家族の送迎をご検討ください。
静脈内鎮静法の料金
| 項目 | 料金(税込) |
|---|---|
| 静脈内鎮静法(1時間30分) | 33,000円 |
| 静脈内鎮静法(以後30分ごと) | 11,000円 |
| 検査・カウンセリング(初診料) | 5,500円 |
| ご予約時の申込金 | 33,000円 |
※申込金は、初診時に「処置開始をご希望の方」「静脈内鎮静法をご希望の方」「短期集中治療をご希望の方」が対象です。長時間のご予約枠を確保するために必要な申込金となります。
※上記は鎮静にかかる費用です。別途、歯科治療費が必要となります。診療内容により必要時間が異なるため、治療内容に適した時間をご提案させていただきます。
※当院は保険診療を行っておりません。自由診療はカード払いに対応しています。
※オリコプロダクトファイナンスのデンタルローンもご利用いただけます。分割でのお支払いをご希望の方はご相談ください。
ゴールド麻布デンタルクリニックのこだわり
ゴールド麻布デンタルクリニックは、東京都港区南麻布のBCityTower AZABUTOKYO 12階にございます。院長の川淵 元貴は、東大和病院での医科領域の全身管理の経験を持ち、都心部での静脈内鎮静法を用いた歯科治療に長年携わってきました。
患者様の現状を詳しく検査・診断し、治療計画をわかりやすくご説明することを大切にしています。素早く治療をすることを重視するのではなく、時間が必要な際にはしっかり時間をかけ、丁寧に治療することを心がけています。
- ★シリンジポンプで薬剤量を誤差なく管理——眠りながら治療する際に使用する医療機器で、薬剤の使用量を誤差なく管理します。
- ★生体情報モニタが「第3の目」として見守る——小さな変化も見逃さないため、歯科医師・歯科衛生士に続く第3の目として患者様の全身状態を見守ります。
- ★短期集中治療——一つのアポイントの時間を長く設け(1時間〜3時間程度)、むし歯であれば最大8本、インプラントであれば最大3本を一度に処置することができます(程度により異なります)。
- ★歯科用CT完備——歯や顎の状態、骨の厚みや量、神経・血管の位置を3Dの立体映像で正確に撮影。根拠のある治療計画を策定します。
- ★全診療室が完全個室——プライバシーを確保するため、当クリニックの診療室はすべて完全個室となっています。
- ★赤ちゃん連れでもご来院いただけます——治療説明などに使用するコンサルテーションルームは、赤ちゃんをお連れの患者様には授乳室としても開放しております。
- ★土曜日も夜19時まで診療——平日の通院が難しい方にも柔軟に対応いたします。
- ★タクシー料金の負担制度——白金高輪駅・麻布十番駅・広尾駅をご利用の方に、医院までの往復最大1,000円までのタクシー料金を負担いたします(対象は初診の患者様、および治療計画のお約束をさせていただいた患者様のみとなります)。
「歯科治療が怖い」という気持ちは、決して弱さではありません。程度の差はありますが、歯科治療は誰もが少しは怖さを感じているものです。痛みを抑えて治療が受けられるのであれば、当院はできるだけそのお気持ちを尊重したいと考えています。治療中に目が覚めるかもしれないという不安も、きちんと事前にお話しすることで多くの場合和らぎます。相談だけでも大歓迎ですし、無理な治療のご提案はいたしません。まずはお気軽にご相談ください。
ゴールド麻布デンタルクリニック 院長 川淵 元貴
よくあるご質問(FAQ)
📝 この記事のまとめ
- ✔静脈内鎮静法は全身麻酔ではなく、呼びかけに反応できる状態を保って行う
- ✔「目が覚める」感覚は異常ではなく、自発呼吸が保たれている証拠でもある
- ✔健忘効果により、目が覚めた感覚があっても記憶に残りにくい(個人差あり)
- ✔シリンジポンプで薬剤量を誤差なく管理し、生体情報モニタで全身状態を確認
- ✔事前カウンセリングで疑問を解消しておくことが、安心して治療を受ける第一歩
- 費用:33,000円(税込)/1時間30分、以後30分ごとに11,000円(税込)。別途、歯科治療費が必要です。
- 治療期間の目安:1回〜複数回(治療内容により異なります)
- 主なリスク・副作用:術後の一時的な眠気・ふらつき・吐き気・頭痛、まれに血圧・呼吸状態の変動、薬剤アレルギーの可能性、当日の自動車・自転車等の運転不可
- 鎮静の深さ・健忘効果の程度には個人差があり、治療中の記憶が完全に残らないことをお約束するものではありません。
- 妊娠中の方、一部の全身疾患をお持ちの方には適用できない場合があります。詳細はご相談ください。
- 当院は保険診療を行っておりません。
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【診療時間】10:00〜13:00 / 14:30〜19:00(月・火・水・金・土) ※水曜午後は14:30〜18:00 休診日:木曜・日曜・祝日



